nico先生は、陽当たりの良い海辺の診療所で、人々が元気で過ごせるように願いながら、日々診療にあたっています。そんなかたわら、時々ぼんやりしながら、いろいろなことを思うのでした。
ぽつんと灯がともる
今日も一日
無事に終わりそう
海を見ながら
ふーっ と一息
あたりまえにあると
それほどほしいと思わないけれど
ないとわかると
無性にほしくなる
だから本当は
あたりまえにあることは
大切なんだろうな
視線
雨上がり
海の向こうに
絶え間なく
たたずむ姿
こちらと そちらと
時間の流れが違うのか
じっと見入る 今がある
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人に喜んでもらえることが
自分の喜びだから
土に向かうかのよう
今日も素敵な笑顔で
おいしい野菜を並べている
うちで食べるとき
気持ちも
一緒にいただきます
昨日の失敗を思い出しながら
ぼんやりと歩いていると
ぱっと青が
目に飛び込んできた
あまりにとびぬけた色彩に
何を考えていたのか
忘れてしまう
どうしてそんな形なのか
どうつながっているのか
毎日見ているけれど
よくわからない
ただ知っているのは
それ自体
昔から
人々に役立っているってこと
赤くて丸くて緑のヘタがあって
にんげんからしたら
みんな同じ「ミニトマト」
けれど「彼ら」にしてみれば
みんな違うはず
並べてみると
違いが少しは わかるかな