nico先生の海辺の診療所
nico先生は、陽当たりの良い海辺の診療所で、人々が元気で過ごせるように願いながら、日々診療にあたっています。そんなかたわら、時々ぼんやりしながら、いろいろなことを思うのでした。
2020年7月22日水曜日
そのときまで
同じ房に詰まった違う個性の1粒1粒は
大きくなるまで嫌でも同じ房で成長する
いずれ房を離れ
それぞれがそれぞれに
芽を出し育っていく
とりあえず
今は1つの房の中で
それぞれその時を待っている
じっと待っている
2020年7月16日木曜日
夢中
小さな子どもが
北風の吹く 寒い日に
球根を植えていた
毎日毎日
あげすぎじゃない?
と思うほど たっぷり水をあげていた
ある朝
笑顔と一緒に
大輪のチューリップが咲いた
2020年7月12日日曜日
紅葉
道路沿いの木々の葉が
少しずつ色づいてきていることに気がついた
目の前にある
それらしい枝をちょっと拝借
雑多な部屋の片隅に
小さな秋がやってきた。
2020年7月5日日曜日
空澄みて
気持ちのいい朝
ふと足下を見ると
色づいた桜の葉が何枚も落ちている
ただ美しいと感じて腰をかがめた背中には
澄み渡る秋の空が広がっていた
2020年7月2日木曜日
お楽しみ
ある朝
それが口を開けていることに 気がつくと
一つ手に取り
中の果実をいただいてみる
口の中に 甘酸っぱさが広がる
種を 口の中に いっぱいためて
子どもの頃のように
ぶぶっと飛ばしてみる
何だか 楽しくなる
新しい投稿
前の投稿
ホーム
登録:
投稿 (Atom)
視線
視線 雨上がり 海の向こうに 絶え間なく たたずむ姿 こちらと そちらと 時間の流れが違うのか じっと見入る 今がある #ニコ先生の海辺の診療所 #ギャラリーKAN #流木板絵画 #写実絵画 #driftwood #realpainting
あなたのいいように
夏の夜にレースをまとったような 美しい白花を咲かせていたと思っていたら、 もう実をつけていた。 確かに外は肌寒い。 暑いときには涼し気な、 そして寒いときには温かみのある色になる。 都合の良い見方・・それもいいかな。
Difference
赤くて丸くて緑のヘタがあって にんげんからしたら みんな同じ「ミニトマト」 けれど「彼ら」にしてみれば みんな違うはず 並べてみると 違いが少しは わかるかな